鱗手の興味のリスト その1
日本近代文学の全集25




個人的な興味から、日本近代文学作品が読める全集をリストにしてみました。
出版年代 全集名 出版社 特徴
2010年代現在メジャーな近代日本文学の全集
2010年代 明治文學全集 筑摩書房 何といっても最新版。2013年1月刊。
全99巻(+別巻)。
2000年代 編年体大正文学全集
ゆまに書房 大正時代15年間の代表的文学作品を各年1冊ずつにまとめた全15巻(+別巻)。
1980年代 昭和文学全集 小学館 一冊につき1000ページ程。各巻、複数作家の代表作を収録。全35巻+別巻文学史。
00年代前半 明治の文学 筑摩書房 明治の代表作家30人の人物別全集。
全25巻。
00年代後半(復刻) ちくま日本文学 筑摩書房
(ちくま文庫)
40人40巻。文庫で読めるのでお手軽。旧ハードカバー版『ちくま日本文学全集』は60巻。
往年の主流文学全集×10
20‐30年代 『明治大正文学全集』 春陽堂

20‐30年代 『現代日本文学全集』 改造社

1950年代 『現代日本文学全集』 筑摩書房 全143巻(70年代の増補版にて)。

1960年代 『現代文学大系』 筑摩書房 70年代、80年代にも新装。全70+別巻。

60‐70年代 『現代日本文学大系』 筑摩書房 『現代日本思想大系』全35巻とツウィン。全97+3巻。復刻中。
60年代後半 『日本現代文学全集』 講談社 全108+2巻 ※1980年に新装。

60年代後半 『現代長編文学全集』 講談社 全53巻。

1950年代 『昭和文學全集』 角川書店 全57+別巻。

1960年代 『角川版昭和文学全集』 角川書店 全39巻。 ※基本的には作家一人につき一冊ペース。背表紙番号と書誌情報に異同?
60‐70年代 『日本近代文学大系』 角川書店 全60+別巻。

日本名作文学が読めるテーマつきの全集やシリーズ×10
1960年代 『近代文学館』 日本近代文学館 出版された当時の形で名作を復刻したシリーズ。
1990年代 『ふるさと文学館』 ぎょうせい 地域別に分類された日本文学全集。
全55巻。
2010年代 『百年文庫』シリーズ ポプラ社 漢字一文字のテーマにして、国内外の文豪を毎巻3人ずつチョイスした短篇選。全100巻。
2000年代 『全集 現代文学の発見』 學藝書林 作家の再発見を目的とした(かなり文学オタク向けの)全集(現在は復刻版)。全16+別巻1。
2010年代 『コレクション 戦争×文学』 集英社 戦争文学をテーマごとに。全20巻+別巻1。また同社には以前『昭和戦争文学全集』も。
80‐90年代 『モダン都市文学』 平凡社 「都市」をテーマに1920‐30年代の小説・エッセイ・評論を集めた全集。全10巻。
90年代前半 『日本幻想文学集成』 国書刊行会 「幻想文学」をテーマに作家一人につき一冊ずつ編んだ全集。全33巻。
旧:80年代
新:2009年
『少年少女日本文学館』 講談社 子どもが読める名作をルビやイラスト資料つきで。全30巻(「21世紀版」は全20巻)。
80‐90年代 『少年小説体系』 三一書房 海野十三や大仏次郎など、少年活劇もののクラシックス。全27巻+別巻5+資料1。
2000年 『日本ジュニア文学名作全集』 汐文社 作家・井上ひさしが編んだ、日本児童文学の歴史的名作の選集。全10巻。
※このリストはあくまで個人的な趣味として図書館サイト・出版社サイト・通販サイトなどを参考にしながらまとめたものなので、学術的な調査に基づくものではございません。不完全なところ・情報の間違いなど、お気づきの点がございましたら、管理人にご一報くださると幸いです。